今月の一冊:『DISTANT DRUMS』

今年のベストオブ写真集。


写真家の濱田英明さんの写真集「DISTANT DRUMS」

公式サイト

名前は知ってるけどそんなに熱心なファンというわけではない。というか、なんならこれが初めての写真集。
でも撮られた写真をSNSや広告等で見かけるたび、こんな写真撮りたいなぁと思わされる、そんな写真家。

中判カメラ「PENTAX67」で撮られた世界各地の風景。
同内容で表紙に赤と緑の2パターンある。
タイトルは村上春樹氏の「遠い太鼓」から取られたそうです。
そういえば「ノルウェーの森」も赤と緑ですね。関係あるかは知らんけど。

予約始まったなぁ、買おうかなぁなんてのんびり構えていたら、あっという間に第一期の予約がソールドアウト。 慌てて第二期で予約しました。第二期でしたが、届いた写真集には「First Edition」と印刷されてて嬉しかった。まぁ初版とかそんなにこだわりはないんですが。

いつも写真集を買うとき、ざっくりと「こんな感じ」みたいなのをぼんやり頭に浮かべながら探したりして、一番想像と近そうなのを買う、みたいな感じで買ってる。 この写真集はこんなのあったらいいなぁみたいなのを具現化しました。みたいな内容。写真が想像通りとかそんな偉そうな話ではなく。


社会的マイノリティ等を扱っているわけでもない、定点観測的なドキュメンタリーの写真集でもない。
こういった写真集は見る時の気分を選ぶし、そうじゃない気分の時の方が圧倒的に多いので、見るというよりは読むという感じになってしまい、どうしても手に取る回数は少なくなりがち。

この写真集は、いつでも何度でも眺められる。
行ったことがない場所ばかりなのになぜか記憶にあるような景色。

よし見るぞ!みたいにスイッチを入れる必要もなく、何気なくパラパラ眺めるだけでも楽しい。
万人にお勧めできる! 装丁もシャレオツだし。
重版も決定したそうです。

これを書いてるとなりの部屋では偶然奥さんがノルウェーの森を読んでいる。