みんなケルアックで繋がっている

人生で一番影響を受けた小説といえばジャック・ケルアックの『路上』です。
買ってから20年以上の間に何度読み返したかわからない。
今は新訳になり、タイトルも『オン・ザ・ロード』になっていて、こちらも読みました。
旧訳に慣れ過ぎているので、表現の違いにいちいち違和感を持ってしまい、途中から旧訳と読み比べ始め、最終的に旧訳を読み直しはじめたりしてしまう。
R.E.M.もカート・コバーンもボブ・ディランも浅井健一もローリング・ストーンズもジャニス・ジョプリンも、好きなミュージシャンは調べてみると、かっこいい人はみんなビートニクスで繋がってるやん!って驚いてました。(当然、繋がってない人はしれっと外してる)

先月くらいからRICOHのGRが欲しい欲しいと喚いているんですが、そのタイミングで雑誌「coyote」が森山大道特集ということで個人的にタイムリー感が凄かったので買ってみました。
おまけでもらえたポスターが新聞のような薄いざらっとした紙質で作られててこれまたかっこいい。

カメラはGRを使っていて、アレ・ブレ・ボケといわれるモノクロのスナップ写真を撮っている人ということくらいしか知らなかったんですが、この人も『路上』に影響を受けているんだってよ!
“『路上』は「僕の中に溶け行った世界です」” なんとかっこいい表現か。
もうそれだけで森山大道が大好きになりました。

来月の写真集はこの方の作品にします。