『50mm』THE TAKASHIRO PICTURE NEWS 読んだ

高城剛が個人で出した雑誌だそうです。
撮影も文章も基本的に一人で作っているらしい。
要は大掛かりなZineですね。
この人が出した本は必ず買うというわけでもないのでファンといってしまうのは憚れますが、新刊が出るとなったら一応チェックするくらいには好き。「Life Packing」シリーズは何度も繰り返し読んで、モノを減らしていく過程で相当参考にしました。というか今でもたまに読む。
これはもうタイトルだけで購入決定。みんな大好き50mmですよ。
基本的に本や雑誌は、Kindleで読むようにしていて、これもKindleでも発売されているけど、
デジタルじゃ、絶対にもたらすことができない「体験」を読者に提供したいと考えた。
それが、この紙の判型である。
現在、モバイルと呼ばれる範疇の大型タブレットは、最大12インチほどあり、
ノート型と言われるパーソナル・コンピュータは、15インチほどある。
そこで、これらの画面より圧倒的に大きくすることで、モバイルディバイスでは得られない「体験」を感じて欲しいと思った。
米国の雑誌「LIFE」に代表される、かつて世界を沸かせた大型のグラフ誌は、
ページをめくるごとに、人々を興奮させる何かがあったのだから。

と紹介にあり、せっかくなので紙の方で予約して購入。

個人的にこの人のことを「SFおじさん」と呼んでいるんですが、この人が語る近未来の話が好きで、あり得なさすぎないでワクワクしたりドキドキしたりできるちょうどいい距離感。作家でいうと「フィリップ・K・ディック」とかじゃなくて「J・G・バラード」みたいな。(J・G・バラードの最高傑作は『クラッシュ』だと思ってる)

届いてみると確かにデカい!だからなんだ!という気もしないではないけど。
大きさがわかりやすいかな、と思ってiPhone5Sと比べてみたけどそうでもなかった。

掲載されている写真は本人が世界を飛び回って取材した際に撮影されたポートレートなんですがこれがよかった。

まぁ、内容は読んでのお楽しみということで。2号出たら多分また買う。