20210410

あるガジェットについて知りたくてYoutubeのある動画を、この人話がペラいなあ、なんて思いながら見ていたら、その人は観葉植物の解説もしているらしく、それを見たことがあるという奥さんが隣にやってきて、「あ、このペラい人のやつか」と言った。
それを聞いて、ああだからボクはこの人と結婚したんだなとなぜか思った。

奥さんは最近、観葉植物を育てている。
思い立ったらすぐに何かを買ってきて新しい趣味を始めようとする。
絵が描きたくなった、と言ってスケッチブックと色鉛筆を買ってきたり。
万年筆で字が書きたい、と言って万年筆を買ってきたり。

万年筆は買ってきたその日に何か試し書きのようなものをしていた以来使っているのを見たことがない。
色鉛筆に至っては一度も使っていないし、スケッチブックも一度も開かれないまま棚に置かれている。
「三日坊主」って続けられる人のことだったっけな。

そんな奥さんが今のところ観葉植物は飽きることなく続けて育てている。
「癒されるわあ」とか言いながら世話をしているのを眺めているのは楽しい。

観葉植物に関してボクは決めていることが一つだけある。
絶対に手伝わないこと。
水やりができない日でもしないし、外に出しっぱなしになっていても家に入れない。
こういうのは良かれと思って一度手伝い出すと、徐々に手伝う回数が増えていき、そのままなし崩し的にそれがボクの作業になり、挙げ句の果てにはボクがサボろうものなら怒られるようになる。

それだけは絶対に避けなければならない。