「シンプルということ」について

所持しているレンズはEF50mm F1.4とEF24-70mm f2.8IIの二本です。

なんですが9割は50mmの単焦点だけで撮っています。標準ズームの方は、画角に収めなきゃいけないのに引けない時の保険のようなつもりで、でも持たずに出かけることの方が多い。保険って高いですよね。
当然、人並みに「広角レンズほしいなぁ」とか「大三元揃えたい!」とかっていう気持ちもなくはないし、浸かると気持ちよさそうなレンズ沼へ誘惑されたりもするんですが、なんとか踏みとどまれているのは、ある有名なブログの記事のおかげが大きいです。

カメラを買うにあたって色々調べているうちにたどり着いた記事で、アメリカ人フォトグラファーのKen Rockwellさんが書いた「SIMPLICITY」をBlue-Periodさんが翻訳して自身のブログで公開してくれていた文章です。

“シンプルということ” by Ken Rockwell を日本語に訳した

これをエバーノートに保存して、結構な頻度で何度も何度も読み返しています。
これのおかげでいわゆるレンズ沼やカメラ沼といわれるものから少し距離を取ることができているし、なんなら表現に変化をつけるのに新しいレンズを買うという手段をとることがダサいと思っている節すらあります。「システムが完成した!」じゃねえよ。
当然、広角でないと収まらないことや、望遠やマクロでしか撮れないものがあることもわかっています。でも僕が撮りたいのはいわゆるストリートスナップの延長であって、遠くの鳥や小さい虫、スポーツや飛行機などではないので、標準レンズと言われる50mm単焦点があれば十分。

というわけで誰か「Leica M10」と「APO-SUMMICRON-M 50 mm f/2 ASPH」を買ってください。大大吉なので言っとけばきっと叶うはず!